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「夏の終り」について
1978年リリースのアルバム『FAIRWAY』に収録されています。この曲は私が特に歌詞に衝撃を受けた曲で、片思いしていた甘酸っぱい青春を思い出す感じがします。例えば出だしの
「夏は冬に憧れて 冬は夏に帰りたい あの頃のこと今では すてきにみえる」
詞:小田和正
は過ぎてしまった時が素敵に思えてしまうというのは共感しますし、それを夏と冬という季節になぞらえて表現しているところが素晴らしいです。また、
「でも あなたが私を愛したように 誰れかをあなたが愛しているとしたら あゝ 時はさらさら流れているよ」
詞:小田和正
この「あゝ時はさらさら流れているよ」という詩的な表現が素敵です!直接的な描写じゃないけどこの1行でいろんなことが想像できる、というタイプの詞が好きです。そういった小田さんの詞のセンスが散りばめられた名曲だと思っています。
プログラミングについて
2曲目に手を付けた曲ですが、1曲目の「I LOVE YOU」よりも先に完成しました。
とても切なくて美しい曲で、ハーモニーもオリジナルに忠実にしてみました。低音ハモもネムの声を加工しています。
アコースティックギターやチェロなどの生楽器の音色が気に入っていたのでぜひ使ってみたいと思ってました。対比するようにドラムはリズムマシン音源にしました。